女性に多い「体の悩み」。全身をトータルにケアする方法まとめ
- 顔だけじゃなく、全身で美しくありたい!
- 気になる「体の悩み」がある…
- ○○が痛い!××が痒い!
美容と健康は不可分なもの。
「美しさ」と「健やかな体」、そして「快適な生活」は、それぞれが相互に作用して成り立っています。
「スキンケア」は、けして上辺だけを取り繕うものではないのですね(例えば、ちょっとした悩み、コンプレックスが気持ちを億劫にしてしまうことも少なくありません。その影響は生活全体に及びます)。
今回は全身をトータルにケアする方法を学ぶことで、美容を「体」という単位で考えてみましょう。
よくある悩みの改善策、予防法など、具体的な基礎知識をご紹介します。
一つ一つの部位を丁寧にケアすることで、あなたの「美」の総合力アップを目指しましょう!
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全身のスキンケアについて
背中や胸のニキビ
背中や胸にできるニキビは、目立たないけれど「治りにくい」ケースが多いようです。
顔に比べると、どうしてもケアが疎かになりがちなので、慢性化してしまう方も少なくありません。
背中と胸元は顔の次に皮脂腺が多く、脂の分泌も盛ん。ニキビができやすい部位として知られています。
ニキビをしっかり予防するためには、清潔な状態を保つことが大切。
夏場など、汗をかいたらできるだけこまめにシャワーを浴びましょう。
ただし、タオルでゴシゴシとこするのはNG。
肌に刺激を与えると、逆にニキビが悪化する恐れもあります。
また、ニキビ跡がシミになってしまうリスクも高まるので、優しく丁寧に洗うことを心がけてくださいね。
使用するタオルは、綿など毛先の柔らかいものがおすすめ。
ナイロンや垢すりタオル、ブラシなどは使用を控えてください。
肌を傷つけてしまう危険性が高いためです。
ボディソープは、界面活性剤や油分を含まないものを使用しましょう。
固形石鹸か、無添加タイプ、敏感肌専用のボディソープならOK。
ただし、どれだけ丁寧に身体を洗っても、背中や胸にシャンプー、リンス、コンディショナーなど残っていては意味がありません。
洗髪を先に済ませるか、洗髪後はシャンプーなどしっかりと洗い流すように注意してください。
着用する衣類にも要注意。
チクチクする素材は刺激が強いので、肌触りの良いインナーを着るか、綿など滑らかで吸湿性に優れた素材を選びましょう。
もし、ニキビが化膿したり痛んだりしたら、できるだけ早く皮膚科を受診してください。
塗り薬や抗生物質による「治療」で、劇的に改善されることも多いようです。
体の乾燥・カサつき
顔と同じように、体全体の保湿機能も加齢によって徐々に衰えていきます。
特にお風呂上りなど、体の皮膚が乾燥状態になってしまう方が多いようですね。
体にカサつきを感じると、入浴剤など使用する方が少なくないのですが、基本的にはクリームやローションなどで「保湿専用のケア」を行うことが大切です。
ただし、体は部位によって皮脂の分泌量が大きく異なります。
例えば胸や背中は皮脂の分泌が多い=乾燥しにくいので保湿は不要。
もし乾燥しているようなら、油分の少ないローションなどでケアしましょう。
逆に手や足は乾燥しやすいため、油分を多く含むクリームを使用します。
特に入念なケアが必要な部位は肘(ひじ)と膝(ひざ)。
慢性的にカサつく方が多いので、尿素を配合した専用のクリームなどでこまめにケアしましょう。
角質を柔らかくして、カサつきを改善する効果に優れています。
踵(かかと)もカサつきが気になる部位の一つ。角質が厚くなる(角質肥厚が起こる)と、ひび割れが入ることもあります。
踵は皮脂の分泌が極端に少なく、また歩行時に刺激を受けるため、角質が厚くなりやすい部位。
専用のシートなど使用して、余分な角質は取り除きましょう。入浴後は角質が柔らかくなりはがれやすいので、特に効果的。
並行して尿素クリームなど使用し、保湿も行ってください(保湿ケアで角質肥厚の再発を予防することができます)。
化粧品と同じく、体に塗るクリームやローションも低刺激なものを選びます。
特に敏感肌の方は要注意。
「肌に合わない」アイテムを使用していると、かえって肌トラブルを招いてしまいます。
アトピーなどアレルギーの症状が出やすい人方は、医療機関で軟膏やローションなどを処方してもらうと良いでしょう。
乾燥や角質の異常によって引き起こされるトラブル一覧
手あれと水虫
手先や足先、指先まで美しくありたい!
そんな女性を悩ませるのが「手あれ」や「水虫」。
手あれは、頻繁に手を洗う仕事(家事含む)に従事する女性に多い肌トラブル。
角質のバリア機能が低下することで起こります。
手洗いの刺激、乾燥などが原因ですが、飲食業や家事に携わる方は、どうしても手を洗わないわけにはいきません。
そのため、慢性化しやすい、治りにくいケースが多いようです。
状態が悪化すると、真皮の層までひびが入り、血がにじむ「あかぎれ」になってしまうことも…。
手あれ対策としては、
- 手洗いの回数をできるだけ少なく抑える
- お湯や冷水ではなく低刺激な「ぬるま湯」で洗う
- 洗ったあとは水分を丁寧に拭き取る
- こまめにハンドクリームを使用する
などの方法が挙げられます。
ハンドクリームは尿素を配合したタイプがおすすめ。
皮膚科を受診し、塗り薬など処方してもらうのも良いでしょう(市販のクリームや軟膏より強力な効果を期待できます)。
水虫は白癬菌(はくせんきん)というカビに感染することで発症>します。
特に多いのはプールや温泉での感染例。
利用後は丁寧に足を洗い、予防に努めてください。
また、足の蒸れるブーツの着用を控える、靴をこまめに洗う、乾燥させるといった「心がけ」も大切。
水虫は市販薬でも治療可能ですが、時間がかかります。症状が治まっても半年くらいは薬の使用を続けてください。
足の裏側だけでなく、指先や指の間まで丁寧に薬を塗りましょう。
治りが悪い場合や慢性化してしまった場合は、医療機関の受診をおすすめします。
唇の乾燥やひび割れ
冬の乾燥する時期には、唇がカサカサになったり、ひび割れてしまう方も多いようです。
唇は皮脂を分泌する機能がないため、顔の中でも特に乾燥しやすい部位。
また、角質が薄いので、デリケートな部位でもあります。
唇専用の美容アイテムとしては「リップクリーム」がよく知られています。
手軽に使えて便利ですが、他の化粧品と同じように人によって相性(合う・合わない)がありますから、痒みなど違和感を覚えたらすぐに使用を控えてください。
ちょっとしたカサつきには「薬用」、「医薬部外品」と表記されたクリームを、ひび割れなどがひどい場合は「第3類医薬品」と表記されているクリームを選びます。
リップクリームはこまめに塗ることが大切。
1日2~3回くらい、数時間おきに使用します。唇のシワに合わせて、横ではなく「縦に塗る」のがポイントです。
夏場に唇があれてしまう場合は、原因は紫外線である可能性が高いです。
「UVカット」タイプのリップクリームを使用しましょう(夜間は塗らなくてもOK)。
唇のケアには、低刺激な「ワセリン」や「ハチミツ」由来のパックなどもおすすめ。
唇があれやすい方は、スキンケアの一環として取り入れてみましょう。唇に潤いが戻ると、口紅が映えるようになります。
魅力的な口元を演出するためにも、丁寧なケアを心がけたいところですね。
※腫れや痛みなどが出ている場合は皮膚科の受診をおすすめします。
専用の塗り薬を処方してもらいましょう。
頭皮のフケや痒み
頭皮が乾燥すると、毎日シャンプーしているのにフケが出たり、痒みが出たりします。
フケの正体は頭皮の角質細胞。
ターンオーバーによって代謝された古い角質です。
ターンオーバーが正常であれば、フケは少量でごく小さく、目立つこともありません。
しかし、何らかの異常により代謝が乱れると、フケの量が増えたり大きくなったりします。
ターンオーバーの異常を招く要因としては、シャンプーやブラッシングによる刺激、パーマ液やカラー液による炎症、睡眠不足やストレス、疲労などが挙げられます。
さらに、食生活の乱れや洗髪不足なども原因として考えられます。
フケと痒みを併発している場合は、頭皮は炎症を起している可能性が高いです(かきむしって膿が出ることも)。
「脂漏性皮膚炎」という病気を発症していることもあるため、皮膚科の受診を検討してみましょう(ステロイド系の塗り薬を使用すれば、短期間に改善されるケースも多いようです)。
日頃の予防・改善策としては、シャンプーを替える(低刺激なタイプがおすすめ)、洗髪を丁寧に行い清潔な環境を保つ(ただし爪は立てないで!)、椿油などの保湿剤を使用する、といった方法が考えられます。
また、頭皮にドライヤーの風が当たらないよう注意したり、生活習慣を見直したり、ちょっとした「心がけ」も必要。
慢性化することも多い頭皮のフケや痒みですが、地道なケアを続ければ数週間~数ヶ月で改善されることでしょう。
まとめ
全身を美しく、健康的な状態に保つためには、以上のようなスキンケア(もしくはスキンケアに類する治療)が必要です。
部位によってケアの方法や使用するアイテムが異なるので、面倒に思われる方も多いことでしょう。
まずは「できること」から、「続けられそうなこと」から始めてみてくださいね。
慢性化しているトラブルに関しては、医療機関を受診するのもおすすめ。
自力で「治す」場合に比べて、費用や時間を節約できるケースも多いようです。
悩みやコンプレックスを放置することなく、もっと美しい体を、もっと快適な毎日を手に入れましょう!