専業主婦と心① アラフォーからアラフィフまでの「危機」を乗り切る

子育てもひと段落して、人生が新たな局面を迎える40代~50代。
特に専業主婦の方は、暇を持て余すか、充実した生活を満喫するか、その後の人生が二極化するケースも少なくないようです。

一般に「更年期障害」と呼ばれるこれらの症状を予防・改善するためにも、精神面・生活面の充実を意識しなくてはなりません。

以下に具体的な方法論や「心」の安定・充実を図るためのテクニックを見ていきます。

大手の広告代理店やSDGs関連企業、ITメディアとも提携し、「男女共同参画の実現」に取り組んでいます。
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生活に「張り」を! アクティヴな毎日を目指して
病は気から。気は毎日の生活から養われる
40代以降の女性は、「中年の危機」、「燃え尽き症候群」、「更年期障害」など、心身の両面で様々なリスクにさらされます。
どれだけ健康や美容に配慮しても、体力や容姿の衰えを「ゼロ」にとどめることはできません。
また、子どもが独り立ちしてしまうと、その寂しさや空しさから「空の巣症候群」に陥る女性も増えているようです(特にシングルマザーは強い不安感や孤独感に苛まれる事例が多いといわれています)。
こうした症候群や障害(そして生活の変化)は、いずれも自律神経の働きに大きな影響を与えます。
精神の変調が神経に影響を及ぼし、神経の異常が「生活の質」を低下させ、また精神に悪影響を与える…
この悪循環を断ち切ることこそ、専業主婦の「第二の人生」を充実させるために不可欠な「課題」となります。
簡単に言えば、落ち込んだら負け!
明るく前向きな気持ちを持ち続けることが大切なのです。
心と体をバランスさせて、精神と身体の両面から健康をキープする。
そして、張りのある生活、充実した毎日を自らの意思で演出する。
幸い、その方法やテクニックは、日常生活の中で手軽に実践できるものが少なくありません。
「やる気」や「充実感」をもたらす活動
まず「自律神経の安定」に関しては、座禅、ヨガ、瞑想などイメージする方も多いことでしょう。
科学的・医学的に見てもこれらの方法は神経を安定させ、心身のリフレッシュ効果を発揮することが分っています。
しかし、私たちにとってはハードルが高いのも事実。
また、「向き不向き」もありますから、必ずしも万人におすすめできるものではありません。
もっと手軽な方法としては「芸術的活動」や「スポーツ」が挙げられます。
例えば、音楽鑑賞、絵画や陶芸、書道などの創作活動、詩作、さらにはカラオケなど、いずれも精神的な健康に寄与することで知られています。
スポーツやエクササイズ(運動)に関しては、生活習慣病の予防、ストレス解消はもちろん、自律神経を整える効果も期待できます。
特にジョギング、ウォーキングや水泳などの「有酸素運動」は、運動中の脳が瞑想状態に近い働きをするとして、近年話題を集めているようですね。
交友関係や生涯学習、趣味の効用
趣味がない… 運動が苦手…
そんな方は友人や知人との交友(お喋りや食事、ショッピングなど)でもOK。
または、ボランティアや再就職などによる「社会参加」も生活に「張り」をもたらす方法としておすすめです。
最近では、通信教育、図書館、カルチャースクール等を利用した「生涯学習」も、更年期~高齢者に至るまで普及しつつあります。
毎日の生活に取り入れることのできる「音楽鑑賞」や「芳香療法」(アロマテラピー)もおすすめ。
五感に心地よい刺激を与え、ストレス解消や精神の安定を図るわけですね。
音楽鑑賞は近年「音楽療法」という形で、医療・介護の分野でも活用されています。
これらの活動、趣味や交友は、「どれか一つ」を選ぶ必要はありません。
むしろ「毎日違うこと」をしたほうが刺激的で、「楽しさ」や「やりがい」を実感できる方も多いことででしょう。
とはいえ、体力や気力が低下するのも中高年の宿命。けして無理をすることなく、マイペースで取り組んでくださいね。
まずは「気晴らし」や「暇つぶし」くらいの感覚で始めてみましょう。
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社会参加と交友・体験の重要性
交友関係を充実させれば世界が広がる
20~30代にかけて家族のことを最優先し、妊娠・出産・子育てまで「完璧な母親」として「がんばった女性」ほど、「空の巣症候群」に悩まされるケースが多いといわれています。
もはや家族に「頼られない」、社会にも「必要とされない」、そんな空しさから無気力な状態に陥ってしまう…
自分のことを否定的に捉えてしまうこの思考パターンこそ、「空の巣症候群」の大きな原因です。
しかし現代の40代~50代といえば、まだまだ「女盛り」の年齢。
社会に出れば「働き盛り」の女性ばかりです。
家族優先の生活をそろそろ「卒業」して、新しい一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか。
パート、アルバイト、ボランティア…
社会参加の方法はあなた次第です。
そうはいっても「やる気」が出ない…
そんな場合はとりあえず「交友関係の拡大」から始めてみましょう。
家族優先の生活は、ともすれば「内向き」になりがち。単調な毎日に変化をもたらす存在として、知人や友人の存在は貴重です。
同じ年頃の女性なら、同じような悩みを持っているもの。
子どもの巣立ちに伴う寂しさ、孤独感や無力感、そして夫婦の倦怠感や不定愁訴(更年期障害に関する体や心の変化)…。
お互いに悩みを話し合い、共感を得ることは、ときにカウンセリング的な「癒し」をもたらします。
年上の女性(人生の先輩)からアドバイスをもらうのも良いですし、一緒に旅行に行ったり、習い事を始めたりするのもおすすめ。
気付けば気持ちが楽になり、悩みの大半が解消されているかもしれません。
この時期、「専業主婦の悩み」は、残念ながら夫の理解を得られないことが多いようです。
だからこそ同性の知人・友人は貴重な存在なのですね。
大切なのは「動く」こと。新しい「体験」を積み重ねこと。
しかし、仕事や家庭を優先してきた方は、親しい知人がいない、気軽に話せる友達が少ない…
というケースも多いようです。
学生時代の同級生、会社の同僚やママ友など、50代頃から疎遠になってしまう女性は少なくありません。
そんなときは、交友関係を「更新」する時期に差し掛かっているのかも。
学生、社会人、母親として年代別の友人が増えたように、中年から老後にかけての「新しい人間関係」を模索する年齢を迎えている…
そのように考えてみてはいかがでしょう。
「出会いの場」は何でもOK。
市民講座やカルチャースクール、習い事、再就職やボランティア活動。
とにかく家に閉じこもることをやめて、外に目を向けること。「人のいる場所」に赴けば、交友関係は自然に広がっていきます。
これらの活動はそれ自体が良い気晴らしにもなりますから、参加するだけでも生活に「張り」が生まれます。
インターネット(SNSなど)を活用するのも良いでしょう。
「お小遣い稼ぎ」をかねて、パートやアルバイトを始めるのもおすすめ。
もちろん男性の友達を作るのもアリです。
男性ならではの会話、考え方、アドバイスなどに触れることで、新鮮な刺激を受けることができるかもしれません。
「友達作り」はハードルが高いかも…
そんな風に思えたら、まずは外出するだけでもOKです。
ショッピング、ドライブ、食べ歩きや日帰りの旅行。
「動く」、「新しいものを見る」、「美味しいものを食べる」、そんな体験の積み重ねで心身をリフレッシュさせましょう。
毎日、1日1つ「予定」を作る。
そんな「目標設定」を原動力にする方法もおすすめです。
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まとめ
「超高齢化」の社会に生きる私たち。
子育てや仕事を終えて、その後も人生は20年~30年と続きます。
60代~70代を迎えた自分が、老後の人生を謳歌できているかどうか…
今から具体的にイメージしておきましょう。
家族中心の生活から、いかに自分中心の生活に切り替えるのか。
「アラフォー」や「アラフィフ」と呼ばれる年代は、その「シフトチェンジ」を行う絶好のタイミングです。
「専業主婦は恵まれている」という風によく言われます。
しかし、選択肢が多いからこそ「生き方」に大きな「格差」が生まれるという、厳しい側面もありますよね。
どうせなら、とことん有意義な形で、お金や時間を「自分に投資」してみましょう。
老後の準備期間として、趣味や教養を磨くのか、働いてお金を貯めるのか…
「生きがい」や「やりがい」を基準に、ぜひ今後の人生について考えてみてくださいね。
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※オンラインでの対応も可能。ぜひ、お気軽にご相談ください。
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1995年4月 情報通信会社入社。
30歳を機に苦手だった経済分野を克服したいという思いから、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
同時期に購入したマンションの返済を8年で完済した実績を持つ。
2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。
2017年10月 独立。
主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行っています。
個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)、企業向け相談(補助金、助成金の申請アドバイス・各種申請業務代行)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。
また、個人事業主の法人化における手続きアドバイス等も行う。
新井智美オフィシャルウェブサイト

結婚、出産、子育てをしながら、某大手生命保険会社に12年勤務
退職後、生川FP事務所を開業し、2007年2月、株式会社アスト設立
マネーライフに関する様々な分野でのコンサルタントとして活動中。
現在、家計相談などのコンサルタントの傍ら、各地でこづかいゲームをつかったワークショップをはじめ、子どもの心とお金の関係について講演、セミナーを行っている。
2015年度金融知識普及功労者として金融庁・日本銀行から表彰を受ける。
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