メディポリス国際陽子線治療センターとは？ リゾート滞在型がん治療施設の魅力

日本国内で最先端のがん治療を行う「メディポリス国際陽子線治療センター」。

など、マイハピ（株式会社ユーテック）は厚生労働省の「がん対策推進パートナー企業」として、詳細に取材しました。

この記事の取材・執筆マイハピ編集部

更新日：2024年5月30日

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基本情報

法人名称　一般社団法人メディポリス医学研究所
医療機関名称　メディポリス国際陽子線治療センター
所在地　鹿児島県指宿市東方4423番地
陽子線治療開始年月日　2011年1月11日
許可病床数　一般19床（完全予約制）
駐車場スペース　200台以上
敷地面積　3,332,064.12㎡
交通アクセス　病院送迎車両 1日5便あり
その他のアクセスはこちら

メディポリス国際陽子線治療センターとは？

メディポリス国際陽子線治療センターは、2011年に鹿児島県指宿市に開院した、九州初の「陽子線治療」専門施設。
現在までに6,000例以上の治療を行い、世界初の「リゾート滞在型がん治療施設」としても知られています。

陽子線治療とは？

陽子線治療とは、陽子線を用いた癌の治療法です。
陽子線はピンポイントでがん細胞に照射できる他、下記のようなメリットがあります。

ただし、全てのがんに対して有効というわけではなく、複雑な動きをする腸などの臓器や、壁の薄い消化管のがんには適しません。

一方、前立腺がんなど、特定の部位の治療には非常に優れた効果を期待できます。

※例えば前立腺がんの場合、中リスク以下の患者は、5年間再発しない確率が95％以上

治療の流れと「呼吸同期照射」

治療中は、体が動かないように固定器具を装着し、さらに呼吸や臓器の動きをレーザーで感知し、がん細胞を陽子線で「狙い撃ち」します。

「呼吸同期照射」という非常に精度の高い技術で、照射位置をリアルタイムで精密に調整可能です。

「切らずに乳がん治療」の実現を目指して。特許取得も

乳房は固定が難しく、陽子線治療には不向きとされていました。

しかしメディポリス国際陽子線治療センターは、３Dプリンタを用いて開発した固定器具（特許取得）による乳がん治療にも取り組んでおり、2023年現在、臨床試験の段階（Phase 2）に入りました。

現在も「切らずに乳がん治療」の実現を目指し、施設内で臨床試験が続けられています。

費用

陽子線治療は高額療養費制度の対象となるため、自己負担額を低く抑えられます。

平均的な負担額は数万円程度。

所得に応じて増減されるため、低所得の方ほど負担が軽くなる仕組みになっています。

全国相談窓口を全国に展開

メディポリス国際陽子線治療センターは、全国18か所に相談窓口を設置。

患者さんはもちろん、その家族も対象に、専門家によるサポートを提供しています。

必要に応じてTV会議システムを利用した遠隔面談も実施。
遠方にお住いの方でも、オンラインで情報提供を受けられます。

※ただし、診断や治療はメディポリス国際陽子線治療センター（鹿児島県指宿市）でのみ行われています

リゾート施設を併設。豊かな自然環境の中で「リゾート滞在型がん治療」を

メディポリス国際陽子線治療センターは世界初の「リゾート滞在型がん治療施設」としても有名。

ホテルやレストランを併設し、質の高いサービスの数々は、テレビや雑誌、インターネットのメディア等でも度々紹介されています。
例えば、

などを提供。
所在地の鹿児島県指宿市は日本有数の温泉地として知られ、自然環境も豊かです。

陽子線治療は、１日数分から十数分の治療を平均3～4週間継続する必要があるため、「リラックスできる余暇の過ごし方」は、心身の負担軽減に大きな効果を期待できます。

私たちマイハピ（株式会社ユーテック）は厚生労働省の「がん対策推進パートナー企業」として、今後もメディポリス国際陽子線治療センターの取り組みや先進的な治療法について、最新の情報をお届けする予定です。

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メディポリス国際陽子線治療センター