終活の始め方・進め方【やることリスト】30項目。何をいつから始めるべきか?
今では幅広い年齢層に普及している「終活」。
- 終活とは何か?
- 具体的に何をするのか?
- 何歳から(いつから)始めるべきか?
- そもそも終活は必要なのか?
こういった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
5分で何をすべきか分かる「やることリスト」を30項目にまとめました。
年間2万6千件を超えるお葬式、お墓、手元供養、無料仏事相談・お問合せを承ってきた「大野屋テレホンセンター」で仏事アドバイザーを務める。
お墓ディレクター2級、仏事コーディネーターの専門資格を保有。
豊富な知識と落ち着いた語り口でお客様に寄り添った回答が強み。
メモリアルアートの大野屋様の公式HP
目次
終活とは何か? 何をするのか?
まずは意味の確認から。
終活とは、
という風によく言われます。
または、
と説明されることも。
あるいは、
などと紹介されることもあります。
しかし、終活をこのように抽象的に定義すると、「やるべきこと」が曖昧になってしまいます。
あえて箇条書きでご案内していきます。
終活とは何をするのか ⇒「やること」は以下の10項目です
介護 … どこで、誰に介護してもらいたいのか
葬儀 … どのような葬儀を希望するのか(または希望しないのか)
墓 … どんな弔いを望むか、誰に管理を任せるか
病院 … どの医師、どの病院で治療を受けたいか
住まい … 終の住まいに自宅を選ぶか施設を選ぶか
保険 … 医療保険や生命保険を見直す
延命治療と臓器提供 … 意思(可否)を明確にする
遺言書の作成 … できれば専門家に相談する(不要な場合もある)
お金(財産) … 終活に必要な費用や老後の資金を計算する。 または死後、誰にいくら残すか決めておく
不用品の処分と整理 … 要らないものは捨てる(断捨離)。 残すものは保管場所や方法を決める
終活は何歳から始めるべき?
終活に年齢制限はありません。
60代~70代で始める方が多いですが、30代~40代で始める人も増えています。
必ずしも「高齢者の活動」ではありません。
その理由は、体力・気力が充実しているうちに、より計画的に準備を進められるから。
理想的な終末期を迎えるためには、しっかり時間をかける必要があります。
家族や専門家とも、入念にコミュニケーションを取らなくてはなりません。
そうでなくても加齢によって、終活に対する意欲が薄らいでしまう方もいます。
10年後のあなたが今と同じように健康で活動的だとは限りません。
まさに今日が好機です。
じっくり腰を据えて、終末期の人生について準備を進めていきましょう。
そもそも終活は必要か?「終活不要論」について
「終活」が日本で定着したのはここ数年のこと。ごく最近の話です。
今では関連書籍の数も数百冊を超えて、終活セミナーや専門資格も登場。テレビや雑誌でも盛んに特集が組まれています。
そもそも終活とは新たな流行語であり、一種の造語に過ぎません。
(流行のきっかけは2009年『週刊朝日』の特集記事)
キャッチーな言葉がブームを牽引している側面も間違いなくあるでしょう。
急成長した市場は「終活ビジネス」と呼ばれる一連の商品・サービスを創出しました。
今もその数は急増しています。
「終活ビジネス」に注意!
中には流行に乗せられる形で、本来は必要のない商品やサービスを購入してしまう人も。
(終活は「富裕層の趣味」と揶揄する専門家もいます)
「過剰な終活」は避けましょう。
「あれも」「これも」と容易に手を出すと、お金も時間もかかってしまいます。
予備知識はネットの情報だけで十分。
少し専門的な知識(遺産相続とか)も、本を一冊読むくらいで問題なくカバーできます。
必要最小限の時間とお金で、「賢い終活」を目指しましょう。
終活の始め方は? 何から始めるべき?
終活を始めるときのコツは、
言い方を変えると、
「面倒なことは後回しにする」。
マイハピ編集部はそんな方法を皆さんにおすすめしています。
「案ずるより産むが易し」です。
終活も例外ではありません。
先ほど終活の10項目をご紹介しました。
まずは「できること」または「やりたいこと」を一つだけ選んで始めてみましょう。
その過程で、あなたの活動は次第に具体化していきます。
曖昧だった終活のイメージも、どんどん現実味を帯びてくることでしょう。
終活とは、必ずしもお金や専門知識を必要とするものばかりではないからです。
終活の進め方によっては、今後の生活が一変することもあり得ます。
「やりたいこと」から始める。
「できること」から着実に。
「面倒なこと」は、後回しにする。
または、やらなくても良い。
私たちはこれまで3000人を超える方々の終活をお手伝いしてきました。
終活は、始めさえすれば半分は終わったようなもの。まずは実際に「始めてみる」ことが肝心なのです。
終活の「やることリスト」は、少なければ少ないほど良い
それは「必要最小限のことしかやらない」ということ。
「エンディングノート」や「思い出のアルバム制作」「自分史の執筆」も同様です。
「みんながやっっているから」
「流行しているから」
と、無暗に終活の規模を拡大するスタイルはおすすめできません。
それが終活アドバイザーとしての私たちのモットーです。
そんな「シンプルな終活のすすめ」に基づき、私たちは当サイトを運営しています。
終活とは何か、何をするのか。
その具体的な「方法」や「進め方」をチェックしてみましょう。
終活でやることリスト(計30項目)
遺品の整理(4項目)
不用品の処分は進んでいるか
(不要なものはできるだけ捨てる)
遺品は「誰に」「何を」譲りたいか具体的に決まっているか
(またはどのように整理してほしいか。家族に代々受け継いでもらいたいものはないか)
パソコンの中身や日記など「誰にも見られたくないもの」はないか
(誰にどのように処分してほしいか)
契約している有料サービス(公共料金、新聞、携帯電話、インターネット、動画配信サービスなどのサブスクリプション等)のリストアップ・必要に応じて解約、解約時に必要な連絡先などを書き出しておく
介護・医療(7項目)
「誰に」「どこで」介護してもらいたいか(寝たきりや認知症になった場合も考える)
介護と医療に必要な「費用」や「制度」を把握しているか
(費用が不足した場合「誰に」「どれくらい」負担してもらえるか)
「医療保険」や「生命保険」に過不足なく加入しているか(または解約した方が良いものはないか)
あなたが突然倒れた場合、スムーズに医療機関へ搬送される準備が整っているか
(孤独死を回避するための方策を講じているか)
信頼の置ける「かかりつけの医師や病院」を見つけ、その連絡先を家族に伝えているか
「余命宣告」「臓器提供」や「延命治療」を希望するか
臨終を「誰に」「どこで」看取ってほしいか
葬儀(6項目)
どのような葬儀を希望するか
(一般葬・家族葬・直葬・生前葬など)
葬儀に誰を呼びたいか。
その連絡先を(メモするなどして)家族に伝えているか
葬儀の規模、予算はどの程度か。
そのためのお金は用意できているか
宗派やお寺(僧侶)、葬儀社、戒名の希望などを家族に伝えたか
喪主は誰に依頼するか。
当人にその旨を伝えたか
遺影は用意できているか
(一緒に火葬、埋葬してほしいもの(副葬品)はないか)
お墓(6項目)
どのように供養されたいか
(先祖代々の墓・散骨・樹木葬・納骨堂など)
お墓は誰に承継してほしいか
(誰に維持・管理を任せるか)
お墓参りや法要をどのくらい希望するか
維持費や購入費などの費用負担について、家族と話し合ったか
(予算をあらかじめ用意できているか)
誰と一緒のお墓に入りたいか
(先祖・家族・配偶者・一人)
どの業者から購入するか。
またはどの業者に管理を任せるか
お金と住まい(4項目)
老後の生活に必要な資金はどの程度か。
そのお金を用意できているか
(または用意できる見込みはあるか。どうやって確保するのか)
「終のすみか」に自宅を選ぶか、施設を選ぶか(それぞれのメリット、デメリット、費用などを書き出してみる)
あなたの死後、不動産を「誰に」残すのか
税制上の優遇措置や補助金の制度などを把握しているか
財産・遺産(3項目)
「誰に」「いくら」残すのか
必要な書類(遺言書など)を準備し、その保管場所を家族に伝えているか
(各種カードや銀行口座、有価証券の有無も含めて伝えているか)
家族に負の遺産(ローンや借金)が残る恐れはないか(相続の放棄など、残った場合の方策を講じているか)
やることリストがあれば「終活ノート」は不要? まずは「覚え書き」から
先ほど「エンディングノートは必ずしも必要ない」とお伝えしました。
または、無駄にページ数が多かったり、書き込む項目が多すぎたり…
白紙のままノートを持て余しているようです。
※当サイトのアンケート結果より
最低限のチェックリストさえあれば、終活は「メモ書き」程度で十分。
やる気を削がれるので、無理に購入しない方が良いでしょう。
しかしそれでも、あなた専用の「終活ノート」は用意した方が良いかもしれません。
ありきたりなエンディングノートは不要。
終活ノートの書き方は? やることリストに沿った終活の進め方・始め方
上記の30項目に沿って、例えば1項目1ページを目安に。
30ページのノートを作成してみましょう。
決めかねていること、分からないことは後回しにしてOK。
「できること」「やりたいこと」から始めるのが終活のコツです。
できれば第二希望・第三希望くらいまで書き記しておきましょう。
ノートは家族と共有するのもおすすめ。
「やることリスト」に沿った終活ノートは、費用対効果も抜群です。
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※順不同・敬称略
東京弁護士会所属(登録番号49705)。宅地建物取引士。
法律事務所や大手不動産会社、大手不動産投資顧問会社を経て独立。
IT、不動産、相続、人事労務など幅広い相談に対応している。
さまざまなメディアにおいて多数の執筆実績がある。
松浦綜合法律事務所様の公式HP
中央大学法学部卒業。
横浜市内の司法書士事務所勤務を経て、2014年に横浜で独立開業。
2018年に法人化し平塚支店を設置。
個人向けに終活サポート・相続手続・障がい者の法的支援、法人向けに企業の法務手続等幅広く取り扱っております。
特に相続案件は年間100件以上受任しています。
新聞への寄稿、書籍執筆経験あり。
司法書士法人スターディオ様の公式HP
加陽麻里布(かよう・まりの)です。
当事務所は、上場会社からベンチャー企業の法務手続を幅広く扱っています。
上場準備、ファンド組成、ストックオプションの設計から発行まで、ワンストッ プで行うことが可能です。
わたしたちは「クライアントファースト」という基本理念とその理念の実現のための基本姿勢を共有できるメンバーと共に、常に創意工夫をし、新たな付加価値を創造することによってお客様の多様なニーズにお応えします。高度な法律手続の専門家として、お客様に選ばれるパートナーとなることを目指しております。
関わってくださったすべてのお客様に多大なる感謝を持ち誠心誠意取組んでまいります。どうぞお気軽にご相談ください。
司法書士法人永田町事務所の公式HP
卒業後、弁護士事務所、司法書士事務所、税理士事務所などで勤務。
現在、行政書士として行政書士事務所で活動中。
行政書士、宅地建物取引士、ビジネス実務法務検定2級、日商簿記2級、英検2級、測量士補、FP2級、賃貸不動産経営管理士などの資格を所有しています。
りこ行政書士事務所様の公式HP
大手監査法人の地方事務所で上場企業の法定監査などに10年ほど従事した後、出産・育児をきっかけに退職。
現在は、個人で会計事務所を開業し、中小監査法人での監査業務を継続しつつ、起業女性の会計・税務サポートなどを中心に行っている。
※オンラインでの対応も可能。ぜひ、お気軽にご相談ください。
内山会計事務所様の公式サイト
1995年4月 情報通信会社入社。
30歳を機に苦手だった経済分野を克服したいという思いから、ファイナンシャル・プランナーの勉強を始める。
同時期に購入したマンションの返済を8年で完済した実績を持つ。
2006年11月 卓越した専門性が求められる世界共通水準のFP資格であるCFP認定を受けると同時に、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士1級を取得。
2017年10月 独立。
主に個人を相手にお金に関する相談及び提案設計業務を行っています。
個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン住宅購入のアドバイス)、企業向け相談(補助金、助成金の申請アドバイス・各種申請業務代行)の他、資産運用など上記内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行う傍ら、執筆・監修業も手掛ける。
また、個人事業主の法人化における手続きアドバイス等も行う。
新井智美オフィシャルウェブサイト
結婚、出産、子育てをしながら、某大手生命保険会社に12年勤務
退職後、生川FP事務所を開業し、2007年2月、株式会社アスト設立
マネーライフに関する様々な分野でのコンサルタントとして活動中。
現在、家計相談などのコンサルタントの傍ら、各地でこづかいゲームをつかったワークショップをはじめ、子どもの心とお金の関係について講演、セミナーを行っている。
2015年度金融知識普及功労者として金融庁・日本銀行から表彰を受ける。
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社労士事務所OnYourSide様の公式サイト
ひとりでも多くの女性にあなたらしい人生を送ってほしいと願っています。
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生命保険など各種金融商品の勧誘・販売を一切行っていません。
自主企画のセミナー動員数はこれまで500人超。
宅建士でもあることから「お金と不動産の専門家」として活動。
この他の業務として【専門記事執筆】【宅建士・FP技能士資格講師】【コンサルティング】。
特に執筆は、年間250記事以上の連載、記事監修の実績があります。(現在の主な連載先…西日本シティ銀行、キャリコネニュース、財経新聞、マネーキャリアマガジンなど)
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岡本妃香里様が運営しているマリモドラッグ
年間2万6千件を超えるお葬式、お墓、手元供養、無料仏事相談・お問合せを承ってきた「大野屋テレホンセンター」で仏事アドバイザーを務める。
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