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手元供養とは? 種類と費用【痛感するメリットとデメリット】

2024.05.08
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手元供養とは?種類と費用【痛感するメリットとデメリット】

死生観の多様化に伴い、日本でも急速に普及している手元供養

  • 費用を抑えてシンプルな供養を
  • 家族に負担をかけたくない
  • 自宅で故人を身近に感じていたい

様々なニーズに応える手元供養ですが、メリットばかりではありません。

種類や方法、費用の相場なども含めて、手元供養の実態をまとめました。

マイハピ編集部2
この記事の執筆・監修マイハピ編集部
更新日:2024年5月8日

2009年に法人(株式会社ユーテック)設立
大手の広告代理店やSDGs関連企業、ITメディアとも提携し、「男女共同参画の実現」に取り組んでいます。
ひとりひとりの女性が自分らしく健康に安心して暮らせる社会の実現をめざし、調査・経験にもとづいた正しい情報を発信してまいります。
主な有資格者
・女性活躍マスター
・ファイナンシャルプランナー
・キャリアコンサルタント
・子どもの貧困専門支援員
・児童虐待防止支援アドバイザー
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・ビューティーアドバイザー
・ウエディングプランナー
・終活アドバイザー
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手元供養とは? 自宅供養との違いは?

自宅にお骨を安置して故人を偲ぶ、新しい供養のスタイル。
自宅供養」とも呼ばれます。

手元供養と自宅供養に違いはありません。
ただし業者によっては、

  • 手元供養 … お骨の一部を自宅に安置する(またはアクセサリーとして身に着ける)
  • 自宅供養 … 全てのお骨を自宅に安置する

という形で両者を区別している場合もあります。
また、お骨を収納する骨壺や、加工して作ったアクセサリーを「手元供養品」と言います。

手元供養の種類

手元供養は大きく分けて2種類。

お骨を収納する「納骨タイプ」と、お骨を利用して作る「加工タイプ」です。

それぞれの「手元供養品」と価格の相場は下記の通りです。

納骨タイプ(自宅に安置するタイプ)

ミニ骨壺(分骨骨壺、ソウルプチポット)

手元供養のミニ骨壺(分骨骨壺、ソウルプチポット)
自宅での安置に適したミニサイズの骨壺。
最もポピュラーな手元供養品です。

  • 素材は様々。真鍮、銅、金、銀、ステンレス、ガラス、木製、陶器、磁器など
  • 大きさは片手サイズ(高さ4~8センチ)と両手サイズ(高さ9~10センチ)が一般的
  • 収納できるお骨の容量は、片手サイズで2cc~100cc程度
  • 両手サイズで50cc~300cc程度です

手元供養品は分骨した「遺骨の一部」を収納するタイプが一般的です。

通常の骨壺を選ぶことも可能
または「粉骨」という技術で、パウダー状に加工した全骨を収納することもできます。

ミニ骨壺の注意点

骨壺を選ぶうえで重要なのが気密性。
カビの発生を予防するために、密閉しなくてはなりません。

お骨を真空状態で保管できるものや、ネジ式で内部を密閉するタイプがおすすめです。

「ミニ骨壺」の定義は販売業者によって違い、大きさや素材、形は様々。

次項の各種「オブジェ」も「ミニ骨壺」の名称で市販されているケースがあります

価格の目安

・片手サイズ … 5,000円~2万円
・両手サイズ … 2万円~5万円
・粉骨サービス … 1万円~2万円

オブジェ

手元供養のオブジェ
インテリアとしてデザイン性に特化したものが人気。
一見したところ「供養品だと分からない」点が特徴です。例えば、

  • お骨を収納できる焼き物
  • 御影石製の小さなお地蔵さん
  • 写真を焼き付けたミニ石碑(供養碑)
  • ペットのお骨を収納する「ぬいぐるみ」など

こだわりのある方には、

  • 職人の手によるオーダーメイド品
  • アート作家のハンドメイド作品
  • 自身での手作り

など、様々な選択肢があります。

価格の目安

・陶器タイプ … 数百円~5,000円
・卵型タイプ … 1万円~2万円
・御影石タイプ … 1万円~10万円
・地蔵タイプ … 6,000円~2万円
・石碑(供養碑) … 4万円~10万円
・ぬいぐるみ(ペット用) … 5,000円~2万円
・作家や職人によるハンドメイド品 … 5万円~100万円

写真立て(フォトスタンド型のミニ骨壺)

手元供養の写真立て(フォトスタンド型のミニ骨壺)
骨壺の収納性と故人を偲ぶ「遺影」としての機能を兼ね備えた供養品。

フォトフレームとスタンド型の骨壺がセットで市販されています。

通常の遺影は「四つ切」と呼ばれる254mm × 305mmのサイズ。
またはA4サイズの210mm x 297mmが一般的。

対して手元供養に用いるフレームは100mm×150mm程度。

リビングなどに飾っても威圧感のないコンパクトなサイズが採用されています。
(L判 サイズ(89mm x 127mm)の写真に対応したフレームが多いです)

価格の目安

・1万円~3万円
・ペット用のものは3,000円~1万円

ミニ仏壇(位牌、写真立て、おりんなどがセットになったもの)

ミニ仏壇(位牌、写真立て、おりんなどがセットになったもの)
マンションやアパートにも無理なく置ける小さなサイズの仏壇。

デザインも宗教や従来の装飾に捉われず、シンプルなものが人気を集めています。
例えば、

  • 飾り台にお花をお供えできるタイプ
  • 開閉式で、内部に仏具や骨壺など一式を収納できるタイプ
  • その他、ボックス状のもの、マグネットで写真を留められるもの、折りたたみ式など
  • サイズは小さなもので横幅300mm×縦200mm×奥行200mm程度
  • 一見したところは「仏壇に見えない」よう配慮されているものが多い

機能やデザインは様々。
インテリアとして「生活空間に自然と溶け込むデザイン」が人気の理由です。

数種類の仏具一式とセットで市販されているものもあり、セット内容も様々。
そのコーディネートに販売元の特色や先進性が強くあらわれます。

価格の目安

・飾り台タイプ … 1万円~5万円
・壁掛けタイプ … 1万円~10万円
・ボックスタイプ … 1万円~3万円
・ミニ仏壇と仏具のセット … 1万円~5万円
・ペット用のミニ仏壇 … 5,000円~2万円

ミニ仏具

手元供養のミニ仏具
手元供養に適した「小型化された仏具」も豊富な種類が揃っています。
※総称して「インテリア仏具」と呼ばれることもあります

  • 金色の装飾など華美なものは好まれず、モダンなデザインが主流
  • 必ずしも仏教(仏具)としての様式にこだわらない
  • 「和洋折衷」のデザイン、クリスタルなど新しい素材の採用も広く行われています

従来は仏具として使用されていなかったアロマキャンドル、プリザーブドフラワーなど、「新しい仏具」の普及も供養品の一ジャンルとして急速に進んでいます。

価格の目安

・飾り台 … 1万円~3万円
・位牌(印字サービス含む) … 1万円~4万円
・お香やキャンドル … 数百円~3,000円(火を使わないLEDタイプもあり)
・おりん … 5,000円~2万円
・香炉 … 3,000円~1万円
・火立て… 1万円~2万円
・花立てやプリザーブドフラワー … 5,000円~1万円

お骨を加工するタイプ

プレート(エターナルプレート)

手元供養のプレート(エターナルプレート)
パウダー状に加工した遺骨を金属化合物と混ぜ、プレートにしたもの。
最近はファインセラミックスを使用したプレートも市販されています

耐久性に優れ、レーザーで写真や文字を彫ることもできます。
印字する内容は、

  • 写真、遺影
  • 故人の名前、生年月日、死亡年月日
  • ご家族からのメッセージ(感謝の言葉)など

オーダーメイド品はさらに色や形、サイズなどを選ぶこともできます。
(プレートをペンダントに収納して身につけるタイプも市販されています)

価格の目安

・1枚につき … 15~25万円
・印字20文字まで … 1万円
・写真(イラスト)追加 … 3万円

ダイヤモンド

手元供養のダイヤモンド
遺骨(または遺髪)から炭素を抽出し、ダイヤモンドに加工したもの。

400グラムの遺骨から最大約0.2グラムのダイヤモンドが制作されます。
(遺骨の量とは関係なく、ダイヤの大きさは0.2~1.0カラットで選択可能)

カットの種類、色、透明度、リングやペンダントへの加工など、オプションも豊富。
「ダイヤモンド葬」の名称でも知られています。

価格の目安

・カットダイヤモンド … 45万円~250万円
・原石 … 40万円~200万円
・ジュエリーへの加工(追加料金) … 上記金額+10万円~20万円 

ペンダント

手元供養のペンダント
供養品として普及しているペンダントは大きく分けて2種類。

  • ごく少量の遺骨をカプセルに入れて身に着ける「収納型」
  • 先ほど紹介したプレートやダイヤモンドを使用した「加工型」

素材はシルバー、ゴールド、チタン、ガラス、レジンなど様々です。

オーダーメイド品や、防水機能に優れたもの、宝石をあしらった高級品なども人気。
すでに数百種類が市販されています。

価格の目安

・収納型 … 2万円~3万円
・プレートタイプ … 15万円~40万円
・ダイヤモンドタイプ … 50万円~250万円

指輪

手元供養の指輪
ペンダントと同じく「収納型」と「加工型」があります。
ダイヤ加工の他に、

  • 遺骨と誕生石(ガーネットやエメラルド、ルビーなど)を混ぜて樹脂で加工したもの
  • 透明度の高いレジンに遺骨を封入したもの
  • ステンレス、チタン、プラチナ、銀製のリングなどに遺骨を密閉するもの

などがあります。

価格の目安

・収納型 … 3万円~20万円
・加工型(オーダーメイド品など) … 10万円~20万円(+遺骨からダイヤへの加工料金など)
・印字(オプション) … 1万円(10文字~20文字)

キーホルダーやブレスレット、ブローチなど

手元供養のキーホルダーやブレスレット、ブローチなど
いずれもごく少量のお骨を収納できる仕組みになっています。
(キャップやネジを外して、その中に遺骨を入れます)

デザインはシンプルなものが主流。
一見したところでは供養品だと分かりません。

素材はシルバー、ステンレス、チタン、ゴールドメッキなど。

供養品としてまだ種類は少ないものの、印字サービスやカラーバリエーションなど、
徐々にオプションも増えています。

価格の目安

・キーホルダー … 2,000円~1万円
・ブレスレット …  1万円~10万円
・ブローチ … 2万円~3万円

分骨の種類と費用の一覧

手元供養は「分骨」後に自宅で納骨する流れが一般的。
分骨とは、遺骨の一部を分けることを言います。
分骨にもいくつかの種類があるので、費用と合わせて確認しておきましょう。

従来のお墓

お骨の大半をお墓に入れて、残りのお骨を手元に残すパターン。

お墓の種類と毎年の費用は、

  • お寺の運営する「寺院墓地」… 1万円
  • 都道府県や市町村が運営する「公営墓地」… 4,000円~1万円
  • 企業が運営する「民営墓地」… 5,000円~1.4万円

※金額は年間の「管理料」

大きく分けて以上の3つ。

ただし費用(永代使用料)については、地域差が大きいため注意が必要です。
相場を一概に言うことはできません。

傾向としては、公営墓地が最も安く、寺院墓地が標準価格、民営墓地が最も高価です。

※新たにお墓を購入する場合、墓石や工事費用を含む金額の平均は150万円~200万円
都市部ほど高額になる傾向があります

永代供養(合祀墓・共同墓)

一つのお墓に複数のお骨を埋葬するケース。

家族や親族が入るお墓とは違い、他人の遺骨と一緒に埋葬されます。
費用は3万円~50万円程度。

管理料が発生しない墓地も多く、安価な分骨方法の一つです。

本山納骨

各宗派の本山(全国のお寺を統括しているお寺)に納骨する方法。

費用は2万円~20万円前後と安く、管理料のかからないところも多くあります。

ただしお骨は合祀されるため、納骨後の返還や分骨はできません。

納骨堂

お骨を「専用の室内スペース」に安置する方法。
ロッカーや棚、仏壇、お墓を模したモニュメントなど、形式は様々です。

費用は1人につき50万円程度。家族用のスペースで100万円が相場となっています。

※管理費は年間で平均1万円

樹木葬

墓石の代わりに樹木を墓標とする埋葬法。
「自然に還る」というコンセプトから人気を博しています。種類も豊富で、

・苗木から育てる「植樹」タイプ
・サクラなど樹木の周囲に合祀する「シンボルツリー」型
・多くの花々が咲き誇る公園に埋葬する「ガーデン」型

など多様化も進んでいます。
費用は、

  • 合祀型 … 5万円~20万円
  • 集合型(1つの樹木を共有し、周囲に一定の区画を設ける) … 15万円~60万円
  • 個別型(専有の樹木とスペースを設ける) … 20万円~80万円

海洋散骨

海上で散骨を行います。

樹木葬と同じく「自然に還る」コンセプトが人気の理由。

費用は船のチャーターや粉骨に必要な料金のみで、管理費等は発生しません。

  • 個人散骨(家族や親族が船を貸し切りで利用) … 20万円~30万円
  • 合同散骨(乗合で複数の家族が乗船) … 10万円~20万円
  • 委託散骨(業者に代行を依頼) … 5万円~8万円

遺影 + 仏壇

遺影や仏壇を本家(実家)に安置し、ご家族で分骨後、各々で手元供養を行います。

・「墓じまい」しても仏壇だけは残したい
・代々の遺影は先祖を偲ぶ縁(よすが)として捨てがたい
・遺族の間で供養の仕方、要望に相違がある

そんな際には供養品を各ご家族で「取捨選択」することになります。

※「仏壇の引越し」を業者に依頼する場合は「美術品」として扱われるため注意。
オプション料金が発生します

  • 遺影の撮影 … 2.5万円~3万円
  • 写真のデータ加工(既存の写真から遺影を作る場合) … 5,000円~7,000円
  • 仏壇 … 10万円~100万円
  • 仏壇の移動(引っ越し業者に依頼する場合) … 1万円~3万円
  • 仏壇の開眼法要(僧侶に読経を挙げてもらう際の費用) … 1万円~3万円

※開眼法要は仏壇を移動、処分する際に行います

手元供養のみ(全骨)

手元供養は遺骨の一部を対象とした「分骨安置」が基本です。

しかし、

  • 分骨すると成仏できない
  • 故人の遺骨はすべて手元に残しておきたい
  • いずれは分骨を予定しているが、心の整理がつくまでは分骨せずにおきたい

など様々な供養観に応じて、全骨の安置を選ばれる方も少なくありません。

※ただし「分骨すると成仏できない」「縁起が悪い」という考え方は、迷信として退ける意見が主流です

「全骨」の定義には地域差があり、東日本と西日本によって異なります。

・東日本では、火葬後にすべてのお骨を収骨します
・対して西日本では、火葬後に一部の遺骨を収骨する「部分収骨」が通例
※残った遺骨や遺灰は火葬場で供養(合祀)されます
・そのため骨壺のサイズも東日本の方が大きい(18cm~21cm)
・西日本の方が小さい(9cm~15㎝)傾向があります

骨壺は「ミニ骨壺」と比較すると、数倍の大きさ(重さや容量は10倍以上)です。
ただし、遺骨のサイズは粉骨によって4分の1~5分の1程度にまで小さくすることも可能。

または複数の供養品、ミニ骨壺を揃えるなどして安置する方もいます。

  • 粉骨サービス … 1万円~2万円
  • 骨壺(通常サイズ) … 5,000円~2万円

手元供養の流れ

手順① 親族や家族に相談

手元供養には否定的な見方もあります。

「分骨は縁起が悪い」
「お墓に入った家族と離れ離れになるのは可哀想」

といった意見や価値観も根強く残っています。
事前に親族とよく話し合い、了承を得ることから始めましょう。

手順② 「分骨安置」か「全骨安置」か選ぶ

手元供養はお骨の一部を安置する「分骨安置」が一般的。
全てのお骨を安置する「全骨安置」も可能です。

分骨に対しては、親族から反対意見など出る例もあります。
その際は全骨の手元供養も含めてご検討ください。

手順③ 分骨の量や種類を選ぶ

分骨する際には「誰が」「どのくらい」「どういった方法で」供養するのか決めます。

家族で遺骨を分け合う場合は、

  • それぞれで分骨する量
  • 供養の方法や供養品の種類
  • 費用負担の割合

など、再度話し合う必要が生じるかもしれません。

供養の種類は近年多様化が進んでいます。

各々の供養観の他、参拝時の交通アクセス、施設の評判など含めて検討しましょう。

手順④ 手元供養品を選ぶ

最後に「手元供養品」を選びます。
選ぶときのポイントは、

  • 収納できるお骨の量やサイズ
  • 安置する場所
  • 価格やデザイン
  • 耐久性や維持・管理に必要なメンテナンスの方法
    (密閉性の低いものは遺骨にカビが生えるなどの問題点が指摘されています)
  • 供養品を販売している業者の評判や信頼性

ネット上で手元供養品を扱っているお店は、Amazonや楽天市場などの通販サイトの他、

  • メモリアルアートの大野屋
  • 手元供養の未来創想
  • 博國屋(手元供養協会認定企業)
  • ソウルジュエリー(遺骨ペンダントをメインで扱うブランドサイト)
  • アルゴダンザ(遺骨ダイヤモンドの専門業者)
  • 滝田商店
  • インテリア仏壇 ルミエール

などが大手として有名です。

※必ずしも「高価な供養品ほど質が良い」とは限りません。
中には相場価格から大きく外れた値段で供養品を販売する業者も。
購入先の見極めは慎重に行いましょう。
「より良いものをより安く」比較検討のうえお選びください。

手元供養のその後に痛感するメリットとデメリット

日本国内で急速に普及している手元供養。

様々なメリットがあるからこその需要ですが、クリアすべき問題点も指摘されています。
「安いから」「楽そうだから」と安易に手元供養を選ぶと、デメリットを痛感する方も…

特に手元供養の「その後」には、思わぬトラブルが生じる例があります。

体験談や口コミから垣間見えるメリットとデメリットとは?
双方を下記にまとめました。

手元供養のメリット

故人を身近に感られる

手元供養最大のメリットはやはり、故人をより身近に感じられる、
「寄り添う」「見守る」供養のあり方ではないでしょうか。

グリーフケアの観点からも、
「故人と離れたくない」という家族の思いを形にするアイテムとして、
自宅に供養品を安置するケースが増えています。

または、「没後も家族を見守りたい」という故人の願いを叶えるために、
「終活」の一環として生前に供養品を準備する方も少なくありません。

家族と故人、双方の気持ちに応えることのできる手元供養だからこそ、
「新しい供養」のスタンダードとして多くの方々に選ばれているようです。

費用を節約できる(お手頃な価格で高品質な供養品が揃う)

手元供養は「お財布に優しい」点も大きなメリット。
新たにお墓を購入する場合、安価なケースでも数十万円という費用が必要です。

対して、手元供養品であれば数千円~数万円で購入可能。
「お小遣い」程度の金額で、職人の手によるオーダーメイド品も手に入ります。

より「その人らしく」「自分らしく」供養できる

供養品の種類を見ても分かるように、手元供養には幅広いバリエーションが存在します。

より「自分らしく」、より個性的な造形を追求することも可能。

人気デザイナーによるアート作品、ハンドメイドの一点ものなど、
希少価値に優れた品も少なくありません。

供養品は手作りもできます。
人生の最後を飾る「終活の総仕上げ」として、生前に骨壺や各種オブジェクトなど、
自作の焼き物で拵える方も。

もっと自分らしく、その人らしく、個性的に。
しっかりと「こだわりたい」方のニーズを手元供養は広くカバーしています。

家族の負担(継承の問題等)が少ない

少子高齢化によって、お墓の継承問題が急増しています。
「お墓を継ぐ」という文化は、もはや現在の日本では維持できないのかもしれません。

手元供養は「お墓の問題点を解消する方法」としても選ばれています。

「家族に負担をかけたくない」
「無縁仏になりたくない」
「でも供養はしてほしい」

そうした全ての要望を満たすのも手元供養のメリット。

「管理料」「お布施」といった費用もかかりません。
メンテナンスフリーで、維持も非常に手軽。経済面でもご家族の負担を軽減できます。

だからこそ「故人が生前に選ぶ」ケースも急増中。
残されたご家族にはきっと良い贈り物となるはずです。

墓参りの労がない

「墓地が遠方にあって、墓参りが難しい」
「足腰が衰え、山間部にある墓所への参拝が困難になってきた」

手元供養はそのような問題点も解決します。

日常的に故人に寄り添う縁(よすが)として、生活空間に馴染みながら、墓標と等しく「心の拠り所」であり続けます。

場所をとらずインテリアに調和するデザイン

手元供養品はコンパクトで置く場所を選びません。

例えば従来の仏壇と「ミニ仏壇」を比較すると、その大きさは半分以下。

「ミニ骨壺」は、通常サイズの品と容量・重さに約10倍の差があります。

生活空間に馴染みやすい点も大きなメリット。
モダンなデザインの供養品が多く、居室の和洋を問いません。

床の間や仏間のないご自宅でも、ごく自然に安置できます。

手元供養のデメリット

親戚や家族から反対される(理解を得られない)ケースがある

手元供養は20年ほど前から普及している「新しい供養」のスタイル。

そのため一部の方からは「伝統に則っていない」旨の批判を受けることがあります。

特に高齢者の間では反感も根強く、

  • 分骨すると縁起が悪い、故人が成仏できない
  • お墓に納骨しないと家族(先祖)と離れ離れになってしまう
  • 自宅に遺骨を安置するのは気持ち悪い

などの意見も聞かれます。

しかし「縁起が悪い」「成仏できない」というのは迷信に過ぎません。
「お墓に入らない」「入りたくない」「分骨したい」
という考え方も、すでに多くの専門家、仏僧界から支持されています。
(仏教の開祖であるお釈迦様の遺骨も分骨されています)

例えば散骨については、反対意見は約2割に過ぎません。
※横浜市や第一生命経済研究所の調査

ですから、手元供養に反対する意見を「世間の常識」として捉える必要はありません。
最終的にはあくまで個人(故人)の要望が優先されるべきです。

※散骨や手元供養は法律上も認められています。手続きも不要です

供養品の所有者が亡くなった「その後」に誰かが処分・継承しなくてはならない

手元供養も継承問題と無縁ではありません。

例えば供養品の所有者が亡くなった際には、遺族が供養品を処分または継承する必要が生じます。

一代限りですから、お墓ほどではないにしても、
ご家族に相応の負担をお願いしなくてはなりません。

よって、供養品を所有する際には、

  • あらかじめ遺言で処分法を指定する
  • そのための費用を用意しておく
  • 継承してほしい場合は、家族で事前にその方法や継承者について話し合う

以上のような手続きを踏み、トラブルの回避に努めましょう。

故人の数だけ増える供養品。生活空間を圧迫する恐れも

近い将来、手元供養は日本国内で数倍~数十倍という規模の普及が予想されています。

多くの方が手元供養を選ぶようになると、自宅に安置する供養品の数も急増。

例えば夫婦世帯の場合、それぞれの両親、そして配偶者を含めると、
計算上は5つの供養品を安置しなくてはなりません。

そのうち半数の方が「手元供養以外の供養法」を選んだとしても、
2〜3つの供養品は必要です。

「全骨」を安置するためには、故人1人につき複数の供養品が必要になることも。

いくらコンパクトな供養品でも、数が多いと置き場所に困るかもしれません。

お墓なら一つで済みますが、自宅に安置する供養品は故人の数だけ必要です。

現状まだこのような問題点を指摘する声は少ないものの、
遠からず顕在化する課題であることは間違いありません。

安置した「その後」にメンテナンスが必要(カビが発生する可能性も)

供養品は安置する「方法」「場所」によって、定期的なメンテナンスが必要なることも。

例えば遺骨に発生するカビは、供養品の保存状態を大きく損ないます。
(気密性の高い骨壺に収納することで予防できます)

基本的な対処法として、

  • 直射日光の当たる場所を避ける
  • 温度変化の激しい場所に置かない(結露を予防するため)
  • 特に高温多湿の場所には安置しない(屋外や押入れ、クローゼットの中など)

以上のような「維持・管理上の注意点」に留意しましょう。

個人(故人)の意思を尊重できるからこそ「選ぶのが難しい」

供養品の種類を見ても分かるように、手元供養の方法は様々。

個性的な供養を追求する方や、こだわりのある方にも適しています。

しかしだからこそ、「多すぎて選べない」という声も少なくありません。

どのような方法で分骨するのか、供養品は何を安置するのか、販売業者は信頼できるのか…

考慮すべきポイントが多く、情報収集するだけでも一苦労です。

当サイトはそうした疑問にお応えするために情報を発信しています。
ご意見・ご要望・ご質問などございましたら、お気軽にお寄せください。

紛失や盗難のリスクがある

高価な供養品は「アート作品」「工芸品」としての側面も有しています。

そのため盗難のリスクとも無縁ではありません。
特に、宝石をあしらったアクセサリーや、金銀素材のオーダーメイド品、
遺灰で作るダイヤモンドなど、高価なものは注意が必要です。

そして小型のものほど紛失するリスクも高くなります。
中でもペンダントやリングなど、「身に着ける」「携帯する」タイプは要注意。

自宅に安置する供養品も、火災をはじめとする災害のリスクに備えておく必要があります。

耐火性・耐久性に優れた供養品はこちら【広告リンク】

手元供養で痛感するメリット・デメリットまとめ

メリット

故人を身近に感じられる

費用を抑えられる

種類が多い。選択肢が豊富だからこそ、個人(故人)の意思を最大限に反映できる

家族への負担(管理料の支払いや継承問題など)が少ない

墓参りのように遠方に足を運んだり時間をかけたりする必要がない

場所をとらず、インテリアとして生活空間に馴染みやすい

デメリット

親族や家族から反対される(理解を得られない)場合がある

供養品の所有者が亡くなった後、誰かが継承・処分しなくてはならない

故人の数だけ供養品が増えていく(将来的には「増え過ぎる」恐れも)

最低限のメンテナンスやアフターケア(維持・管理)が必要

種類が多いからこそ「選ぶ苦労」も

紛失や盗難のリスク

一人で悩んでいませんか?「まもろうよ こころ」に相談!(厚生労働省)

◆ 執筆・監修/マイハピ 編集部
最終更新日:2024年5月8日

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