招待客の思い出に残る「おもてなし」を。結婚式の料理・装飾・席次
結婚式は新郎・新婦、二人だけのものではありません。
両者の家族、親戚、知人、勤務先の関係者など、様々な人々が参加するイベントです。
どうすれば招待客に満足してもらえるのか、楽しんでもらえるのか。
今回は「料理・装飾・席次」、特に大切な3つのポイントから考えてみましょう。
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結婚式・披露宴の料理について
料理の選び方と考え方
結婚式・披露宴の料理は、「招待客をもてなす」意識で選ぶのがポイント。
自分の好みではなく、出席者の顔ぶれを考えて選びましょう。
事実、式の良し悪しを料理で評価する招待客は少なくありません。
例えば、高齢者や子どもが多い場合は、肉料理など食べやすい大きさにカットしてもらったり、「お子様専用メニュー」など用意したりすると喜ばれます。
人気のコースは見た目にも豪華なフランス料理。最近では、和洋折衷の創作料理を提供する式場も増えています。
日本料理はやはり年配の出席者から根強い支持がありますし、神前式・仏前式を格式高く演出してくれることでしょう。
人気店に「出張サービス」で調理をお願いする方法もおすすめです。
デザートなど、一部の料理をビュッフェ(立食)で提供するスタイルも人気。
「食べたいものを食べたい分だけ」選べますから、招待客の満足度を高めることができます。
また、出席者が会場内を自由に移動できるので、雰囲気が盛り上がりやすい(賑わう)というメリットもあります。
メニューの決め方と食の「演出」
式場に料理をオーダーする場合は、複数のランクやプラン(コース)の中から選ぶことになります。
料理のグレードによって価格が異なるので、メニューや予算を考慮して選びましょう。
ランクによる違いとしては、品数やボリューム、食材などが挙げられます。
写真を見ただけでは「質」を判断することは難しいので、できれば試食して選んでください。
オプションとして、品数を追加したり、一部のメニューだけグレードをアップしたりできる場合も。
食物アレルギーのある人を対象に、特別メニューを用意してくれる会場もあります。
招待状でアレルギーの有無を確認するなど配慮しておきましょう。
最近では「食の演出」も多様化しています。
プロのシェフにメニューを紹介してもらう、実家で採れた野菜や果物を食材として利用する、招待客にケーキのデコレーションを手伝ってもらう… などなど。
お客の目の前で肉料理を切り分ける、お寿司を握ってもらうといったスタイルも人気です。
追加料金が必要になりますが、式を豪華に演出したいなら検討してみましょう。
ドリンクとウェディングケーキ
式場内で提供されるドリンクも、複数のプランから選択する方法が一般的。
量に制限のない「フリードリンク」、必要な量を見積もって注文する「ドリンクセット」、式後に飲んだ分だけ料金を支払う「バイオーダー」の3種類が広く採用されています。
お酒のグレードなど個別に選択できる場合もあるので、飲酒する人、未成年者の割合など考えて選んでください。
少し前まで、ウェディングケーキといえばイミテーションが主流でしたが、最近では食べられるケーキ(生ケーキ)を選ぶカップルが増えています。
ケーキカットの後、招待客にふるまうわけですね。
ただし、イミテーションのケーキとは違い、生ケーキには「高さ」がないので、「後ろから見えにくい」という難点も。
会場の広さ、ケーキのサイズなど十分に考慮しておきましょう。
式場によっては、オリジナルデザインのケーキをオーダーしたり、ケーキカットの演出を選べる場合も。
「持ち込み」が可能な場合は、追加料金の有無など確認しておきましょう。
ゴージャスな「見た目」にこだわるか、食べて美味しい「味」にこだわるか…
ケーキはウェディングの象徴。二人でよく話し合って決めてくださいね。
会場装飾の基礎知識
スムーズに装飾をコーディネートする方法は
♡ウェルカムベア
装花をはじめとする会場の「装飾」は、結婚式の印象を大きく左右します。
式の「予算」にも少なからず影響するので、時間をかけて検討してみましょう。
式場で用意されている「プラン」、「グレード」から装飾を選ぶ場合は、「コンセプト」や「イメージ」を担当者に伝えると話がスムーズに進みます。
一部をアレンジしたり、変更したりしたい場合は、「追加料金」や「持ち込み料」について確認しておいてください。
はじめから細部にこだわるのではなく、まずは全体の「テーマ」を決めることが大切。
メインテーブル、ゲストテーブルなど目立つところから装飾を考えて、仕上げに階段やエントランス、ウェルカムボードなど招待客が「通り過ぎる」部分を詰めていきます。
装飾のコーディネートは、ブーケやドレスなどとの「相性」を考えてみることも必要。
例えば、ブーケでメインにあしらっている花と会場の装花を統一するなどして、バランスの取れた組み合わせを考えてみましょう。
会場装花で華やかに演出を。費用とプロのサポートについて
会場装花は多ければ多いほど豪華な印象になりますが、かなりの費用がかかります。
費用を節約したいのであれば、キャンドルやリボン、バルーンなど組み合わせて、トータルでオシャレな雰囲気を演出する方法もおすすめです。
派手さではなく「センス」で勝負するわけですね。
式場にはプロのコーディネーターなど在籍していますから、適時アドバイスしてもらいましょう。
通常、装花は式場と提携しているフラワーショップに依頼します。
ただし、他店に依頼したほうが割安な場合もあるので、可能であれば検討してみましょう(持ち込み料が発生しないか要確認)。
遅くても挙式の2~3ヶ月くらい前には担当者と打ち合わせをし、装飾の準備を済ませておきましょう。
花の種類など個別に指定しても良いのですが、季節によっては入手の難しい花、高価な花もあるので注意。
強いこだわりがないのであれば、雑誌の切抜きなどを見せて、コーディネートの大部分をプロに一任するのも良いでしょう。
優秀なブライダルコーディネーター、フラワーコーディネーターに多言は無用。
全体のイメージ、大まかな雰囲気さえ伝えれば、想像以上に(良い意味で期待を裏切る)装飾に仕上げてくれることでしょう。
テーブルレイアウトと席次
どっちがいい? 「丸テーブル」と「長テーブル」
招待客の顔ぶれが決まったら、テーブルの「レイアウト」と「席次」を決めます。
レイアウトは大きく分けて2種類。
「丸テーブル」と「長テーブル」です。
丸テーブル(円卓)は同じテーブル内で会話が弾みやすく、式の雰囲気が盛り上がる点にメリットがあります。
ただし、一つのテーブルに大人数を配置することは難しいので、式場のスペース確保や招待客の人数に注意も必要。
テーブル数(招待客)が多い場合、規模の大きな式場を選ばなくてはなりません。
一方、長テーブル(流し)は多くの人が座れるため、大人数の披露宴にも対応できます。
格式のあるスタイルとされており、落ち着いた雰囲気を演出するレイアウトとして最適。
ただし、招待客同士で会話のできる相手は限られるので、席次には配慮しなくてはなりません。
親戚や勤務先の関係者が多く出席する場合など、フォーマルな披露宴をお望みなら長テーブルのレイアウトを選びましょう。
席次を決めるときの注意点
新郎新婦が座る席を「メインテーブル」といいます。
左に新郎、右に新婦が着席し、同じ側にそれぞれの招待客を配置する決まりになっています。
メインテーブルに最も近い席を「上座」といい、主賓が着席します。
上座に近い順から、職場の上司、先輩、同僚、友人、親族という順で配置するのが一般的。
さらに、メインテーブルから遠い席を「下座」、出入り口に近い席を「末席」という風に区別します。
末席には両親を含め新郎新婦の家族が着席します。
ただし、こうした席次はあくまで慣例なので、必ずしも従う必要はありません。
最近では新郎新婦の家族がメインテーブルの近くに座る欧米式のスタイルも人気を集めています。
その他、新郎新婦が各テーブルを順番に回り、招待客と歓談するスタイル、席を自由に移動できる立食(パーティ)形式なども増えているようですね。
席次を決める際には、同席する招待客の組み合わせに配慮しましょう。
面識のある人同士を近くに配置したり、共通の話題・趣味を持つ人たちで一つのテーブルをセッティングしたり…
パズルみたいに席順を決めていきます。
社交的な人をバランスよく配置する、子供連れや妊娠中の女性は出入り口付近に席を用意するなど、細かな配慮も必要。
親戚の席次については二人の独断で決めず、それぞれのご両親からも意見を伺ってください。
会社関連の招待客は上下関係に要注意。
必要に応じて職場の上司や先輩から判断を仰ぎましょう。